S3使用構築 臆病カミツルギ入りランドカビゲン 最高2136

S3お疲れさまでした、今回はS3初期から練っていた構築の構築記事となります。
かなり自信があったのでもう少し上に行きたかったのですが、環境の変遷についていききれなかったことと自身の実力不足で、最高2136止まりでした。最終は2101くらいだと思います。
ランドロス霊獣@オボン
196-166-112-*-143-112
地震/蜻蛉返り/岩石封じ/ステルスロック
カビゴン@バンジのみ
264-130-128-*-134-50
欠伸/リサイクル/ヘビーボンバー/吹き飛ばし
ゲンガー@ナイト
135-*-101-222-115-200
催眠術/祟り目/ヘドロウェーブ/凍える風
水ロトム@達人の帯
141-*-127-167-128-127
10万ボルト/ハイドロポンプ/毒毒/めざめるパワー氷
カミツルギ@悪Z
159-176-151-59-177
剣の舞/聖なる剣/リーフブレード/辻斬り
デンジュモク@電気Z
187-*-94-220-96-125
10万ボルト/エナジーボール/身代わり/蛍火
構築経緯
シータさんの記事を見てステロ+欠伸吹き飛ばしカビゴンのスペックに注目し構築を組み始めた。その構築のゲンガーの裏エースを考え、その結果見つけたのが臆病カミツルギである。
陽気カミツルギはスカーフ持ちやゲンガーなどの高速ポケモンに止められてしまうが臆病の場合ビーストブーストでSが上がるので、ステロとカビゴンでうまく起点を作り削りを入れれば全抜きは容易な構築が多かった。
採用するステロ枠としてリザードン、ゴーストZギルガルド、カプ・コケコを意識してオボン慎重HDランドロスを採用した。欠伸を無効化するエレキフィールドを貼るカプ・コケコに強いというのは大きな利点であった。
そのためこの4体を軸に構築を考えていった。実際にはカバリザ、コケコランドグロスなどはカミツルギで全抜きできるため、選出できないのは主にボーマンダ、テッカグヤ、クチートである。クチートは前2体に比べて数もそこまで多くないためある程度甘えて前2体を意識することとした。
そのためゲンガーでボーマンダの処理を確実に行うことを考え、身代わりを外し凍える風を入れた。さらに裏2体でもボーマンダの取り巻き及びテッカグヤを意識することにした。
前4体ではテッカグヤ、ポリゴン2、受けループ、ブラッキーなどへの崩しが弱いためそのような並びに強く出れて且つそれなりに対面性能も確保できるポケモンを探した。その結果採用されたのは電気Zデンジュモクである。蛍火+身代わり+電気Zで非常に強い崩しを担うことができた。
ここまでは良かったが6枠目に悩むことになった。テッカグヤやカバルドンに強くポリゴン2やボーマンダに選出をためらわないという条件で探した結果、最終的に水ロトムの採用に至った。あまり信用しているポケモンではなかったが他5体では厳しい範囲にそれなりの勝ちを拾え、また実際刺さる構築はそれなりに多かったため悪くはなかったと考えている。持ち物は打ち分けができ火力を上げることができる達人の帯とした。
個別解説
採用順に解説する。
ランドロス霊獣@オボン

196-166-112-*-143-112
地震/蜻蛉返り/岩石封じ/ステルスロック
構築に必須のステロ撒きであり、地面と電気の一貫を切りながら蜻蛉帰りによる対面操作及び岩石封じによるS操作ができる優秀なポケモンであった。
持ち物はオボンにすることでカプ・コケコのめざめるパワー氷及びスカーフカプ・テテフのサイコキネシスをほぼ2耐えする。
ミミッキュの相手をすることが多いため配分はほぼHB特化とした。
技構成はこれで完成されている。ウェポンはミミッキュとカプテテフ、ゲンガーに通るヘビーボンバー以外ありえない。
非常に強かったが環境終盤にグライオンが増加したのが非常につらく、またよく凍ったり怯んだり急所で死んだりした。しかしそれでもクッションとしての性能はあまりにも高く、構築の中心といえる。
カミツルギが入ったため裏エースではあるが終盤のボーマンダの増加で選出自体はかなり多かった。
凍える風は誰にも警戒されなかったため非常に多くのイージーウィンを拾うことができた。できるだけ催眠術を打たなくていいように組んだつもりではあるが逆に打つ時は打つとかなり割り切っており、それで拾った試合もかなり多い。むしろ展開構築の切っている範囲を確率でカバーできたのは単純に評価点であった。
第一のエース。性格は臆病かつA個体値は20-21である。
はっきり言って非常に火力不足である。どれくらい火力不足かというとステロ+舞リーフブレードでASガブリアスが43.8%でしか落ちない。
しかし環境のカミツルギのほとんどが陽気であり、カミツルギの処理を上から縛ることを目的としているパーティが多いためステロ+カビゴンによる削りで圏内に入れることができれば全員倒すことは容易である。
またSが上がるおかげで特殊耐久の優先度は低いため、ミミッキュなどの相手をすることを考えてHを高くしてある。これでもC200フィールドサイコキネシスくらいは耐える特殊耐久は確保できている。
このポケモンを選出できないのは主にボーマンダ、テッカグヤ、キノガッサ、フシギバナ、ジャローダ、クチートであり、その場合ゲンガーに頼ることとなる。
ちなみにASバシャーモはステロ+舞聖剣で高乱数で落とせるので一応選出できなくもないが現実的にそれで勝つのはかなり厳しい。
カバリザ、コケコランドグロスには楽に勝てたがアムハングロスと叩きランドには鬼の立ち回りを強いられた。というか結構負けた。まあ最終日付近にカバリザなんていなかったが。
上のカミツルギで厳しい低速高耐久を纏めて破壊する。
またクチートやハッサムもこのポケモンに処理を委ねることが多かった。配分は
・C200フィールドサイキネ最高乱数切り耐え
・A197不一致地震最高乱数切り耐え
・蛍火10万でH振りガルドが87.5%で落ちる
・電気ZでD131メガメタグロスに165~
・最速テッカグヤ抜き
・C+3電気ZでH振りメガフシギバナが落ちる
・C+6電気ZでBDラッキーが確定
・ステロ込みC+4電気ZでBDラッキーが81.3%
程度である。下3行がこのポケモンの非常に高い崩し性能を表しているが、環境終盤に増加したグライオンに弱いのがあまりにも厳しく最終日はあまり選出できなかった。
様々なポケモンを試したが、相手の欠伸や宿木によりカビゴンの欠伸ループで削りを入れられないカバルドン+テッカグヤがかなり厳しく、また一緒にいるボーマンダにも隙を見せにくい、さらにグライオンにも強くポリゴン2に選出をゆがまされないところまで考えてこのポケモンの採用に至った。
もともとはクチートやハッサムを意識し、帯オバヒでギルガルドやテッカグヤを落とすことを考えた炎ロトムであったが(個人的に結構気に入っているので個別で記事を上げるかもしれない)マンムーにオーバーヒートを打ちたくなかったことやカバルドンの処理、ステルスロックや岩技のダメージが少ないことなどから水ロトムとなった。
配分は
・帯めざ氷でASメガボーマンダが最高乱数切って落ちる
・最速テッカグヤ+3
・DL対策
・意地マンダの+1捨て身タックルをステロ込みで耐え
程度しか考えておらずもう少し練れるかもしれない。ちなみに帯ハイドロポンプでHDカバルドンは振り切っても乱数であるため少し削ってから殴りたい。ギルガルドのZシャドボ耐え程度の耐久なら余裕で落とせる。
毒毒はポリゴン2やカビゴンを意識した技で鬼火との選択であるが毒による選出範囲の増加はかなり大きかったのでこちらの方が強いと思われる。
以上が構築解説となります。
サンムーンが出てちゃんとシーズン最終日付近に潜ったのは実はこれが初めてで(S1は用事、S2はあまりにも弱くレートが低すぎた)目標とする結果には届きませんでしたが楽しかったです。
来期以降も多分頑張ります。
special thanks
ジェット 構築共有及び相談
彼の構築記事はこの記事となります。
最終日付近通話に入れていただいた各位
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2017-05-16(Tue)
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